澄み晴れた水色の

 

薄まった宇宙に届く

 

スズメと怒号

 

白いカケラを

 

ひとつずつ拾う

 

赤を纏えば 涙になれる

 

のに慎重に

 

呼吸に気を払い

 

隣りの窓を見遣る

 

たばこを飲んで

 

カラスになる

 

荒れて鳴けば

 

群れになる

 

中島らもを読んで

 

チョコレートで喉の痛みを覆う

 

手拭いの端みたいなわたし

 

 

 

 

ーendー

 

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