小枝のように細長い脚
内股で歩くきみはペチュニア
いつも着飾ったお姫様
に憧れている
ひざっこぞうと白塗りの空の破れに
宝物を隠すクセがあって
雨が降るたび落ちてくる
思い通りにいかない時は
じっと口を尖らせていても
優しいペチュニアは弟を慰める
真っ黒の髪にわたしが映る
謝ってばかりいてもしょうがない
ペチュニアはいいこだから
飛んでごらんと言われて
鳥のマネしてパタパタ走る
可愛いペチュニア
きみをずっと守ると誓うよ
ーendー