わけのわからないウタを聴いて
そういえばお酒を飲んでいて
相変わらず気付けば
灰皿が溢れ出していて
きみのことを忘れよう
忘れようと
きみのことを考える
わたしには届かないウタを聴いて
そういえば好きな人がいて
相変わらず気付けば
財布より時計ばかり
気にしてしまってる
気になるのは
きみのことばかり
考えないようにと考え続けて
忘れたいと想い続けて
始めなきゃいけないことも
続けたくても辞めることも
同じ色だけで塗った画用紙が
一色じゃないことに気付くまでは
きみのためのわたしであるべきだとしか
考えられない
やわらかいきみ
どうかやわらかく
ーendー